脚下照顧
読み方
きゃっか しょうこ意味
文字どおりには「足元をよく見て注意せよ」という意味。禅語としては、身近な現実や自分自身のあり方を見つめ直し、軽率に外へ答えを求めず、まず今いる場所・自分の言動を反省して確かめることをいう。由来
中国禅宗の語録に由来する禅語で、宋代(10〜13世紀)ごろには同趣旨の表現が用いられていたとされる。正確な初出年は不詳。日本には鎌倉時代以降、禅宗とともに伝わり、寺院の山門や掲示で広く知られるようになった。備考
禅語として有名で、寺院の掲示などでも見られる。文字どおりの「足元に注意」と、比喩的な「自分を省みる」の両義で使われることがある。例文
- 禅寺の山門には『脚下照顧』と掲げられ、参拝者に足元への注意と自己反省を促していた。
- 他人の失敗を責める前に、まず脚下照顧の姿勢で自分の言動を見直すべきだ。
- 新しい事業を始めるときこそ、脚下照顧を忘れず、基本の確認を徹底したい。
- 問題の原因を外部に求めるばかりでなく、脚下照顧して足元の課題から整えよう。
- 先生は『脚下照顧とは、遠くの理想よりも今ここでの振る舞いを正すことだ』と説明した。
類義語
- 反躬自省
- 内省
- 自己反省
対義語
- 慢心
- 無反省
- 責任転嫁