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能者多労

読み方

のうしゃ たろう

意味

能力のある人、仕事ができる人ほど多くの仕事を任され、かえって忙しく苦労が多いということ。褒め言葉として使われる一方、優秀な人に負担が集中する状況を皮肉る意味でも用いられる。

由来

中国由来の成語で、「能者」は能力のある人、「多労」は労苦が多いことを表す。能力のある者ほど仕事を担わされるという考えから成った語。明確な初出・成立年代は未詳だが、古い漢語表現として日本にも受容された。

備考

「有能な人は忙しい」という事実を述べるほか、負担の偏りを戒める文脈でも使う。人に追加仕事を頼む口実にすると失礼に響くことがある。

例文

  • 彼女は部署で一番頼りにされており、まさに能者多労の毎日だ。
  • 能者多労とはいえ、一人に仕事を集中させすぎるのはよくない。
  • 課長は有能な部下にばかり案件を任せ、能者多労の状態を招いている。
  • 文化祭の準備では、段取りのうまい彼が能者多労で走り回っていた。
  • 能者多労を当然と思わず、組織全体で負担を分け合うべきだ。

類義語

  • 才子多忙
  • 多事多端
  • 東奔西走

対義語

  • 無為徒食
  • 尸位素餐

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