胸襟坦白
読み方
きょうきん たんぱく意味
心中のわだかまりや隠し事をせず、胸の内を打ち明けて率直に語り合うこと。相手に対して遠慮や疑いを置かず、誠意をもって本音で接する態度をいう。交渉・相談・和解などで「腹を割って話す」意で用いられる。由来
「胸襟」は胸の内・心の中、「坦白」は平らで白い=包み隠さず明らかにする意。中国古典由来の漢語的表現として近世以降の漢文脈で用いられ、日本語でも明治期以降に文章語として定着したとされる(厳密な初出年代は不詳)。備考
文章語・硬めの語。対立の解消や交渉の場で「胸襟坦白に(と)」の形で用いることが多い。単なる無遠慮な発言とは異なり、誠意や相互理解の意が含まれる。例文
- 誤解を解くために、胸襟坦白に話し合おう。
- 両社は胸襟坦白な意見交換を重ね、提携にこぎつけた。
- 胸襟坦白に言えば、その計画には無理があると思う。
- 彼は胸襟坦白な人柄で、裏表がない。
- 和解に向けて、まずは胸襟坦白の対話の場を設けた。
類義語
- 開口直言
- 率直無比
- 本音露呈
- 直言居士
- 腹蔵無い
対義語
- 腹芸千両
- 当意即妙