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胆大心小

読み方

たんだい しんしょう

意味

度胸は大きく持ちながら、心配りは細やかで慎重であること。大きな方針や決断では大胆に構え、実際の処理や細部では小心なくらい注意深く進める、という望ましい心構えを表す。

由来

中国由来の漢語表現で、『旧唐書』孫思邈伝に見える「胆欲大而心欲小(胆は大ならんことを欲し、心は小ならんことを欲す)」に基づくとされる。成立は10世紀前半、945年ごろ。度量は大きく、配慮は細かくあるべきだという教えが四字に縮約され、日本でも定着した。

備考

「大胆」と「小心」を両立させる肯定的な語で、臆病という意味ではない。日常会話より、文章・講話・ビジネス文脈で使われやすい。

例文

  • 指導者には、危機のときこそ胆大心小の姿勢が求められる。
  • 新規事業は胆大心小で進めなければ、好機も失敗も大きくなる。
  • 外科医には、胆大心小な判断と手技の両方が必要だ。
  • 彼は胆大心小を信条に、構想は大きく、準備は綿密に進める。
  • 交渉の場では、胆大心小で相手の出方を見極めることが大切だ。

類義語

  • 大胆細心
  • 用意周到
  • 沈着冷静

対義語

  • 軽率短慮
  • 粗枝大葉
  • 無鉄砲

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