股肱羽翼
読み方
ここう うよく意味
君主・主君・指導者などを、手足や翼のように身近で力強く助ける、最も信頼できる臣下・補佐役・部下のこと。また、そのような重要な側近として働くことをいう。由来
「股肱」はももと腕、転じて体を支える大切な手足の意。「羽翼」は鳥の羽と翼で、飛ぶことを助けるものの意。中国古典では君主が重臣を自分の手足にたとえる表現が古く、『書経』益稷篇の「臣作朕股肱耳目」などに見える(『書経』は前漢頃までに成立・整理)。「股肱羽翼」という四字の結合の初出年代は不詳だが、漢文由来の比喩表現として日本でも用いられるようになった。備考
古風で硬い表現。現代では歴史・政治・経営の文脈で、主君や上司を支える腹心・側近を荘重に言う場合に使われる。例文
- 老将軍は、若き王の股肱羽翼として国政を支えた。
- 創業時からの幹部たちは、社長にとってまさに股肱羽翼の存在である。
- 股肱羽翼たる参謀を失ったことで、新政権の運営は一気に不安定になった。
- 彼女は部長の股肱羽翼となり、難しい交渉を陰でまとめ上げた。
- 大きな改革を進めるには、理念を理解し行動できる股肱羽翼の人材が欠かせない。
類義語
- 股肱之臣
- 腹心の臣
- 輔弼之臣
- 爪牙之士
- 右腕
- 片腕
対義語
- 乱臣賊子
- 奸臣賊子
- 獅子身中の虫
- 敵対者