聖人君子
読み方
せいじん くんし意味
人格・徳がきわめて高く、私欲にとらわれず正しく振る舞う理想的な人物のこと。儒教的な価値観でいう最高の人徳者を指し、現実にはなかなかいないほど立派な人を、称賛またはやや理想化して言う場合にも用いる。由来
中国古典(儒教)に由来する語で、「聖人」は孔子思想などで最高の徳を備えた人物、「君子」は徳のある立派な人を指す。両語を重ねて、人徳の極致にある理想的人物を強調した表現。日本での定着時期の正確な年は不明だが、漢籍受容が進んだ平安期以降の漢文・教養語彙として広まったとされる。備考
称賛にも皮肉にもなる語。高潔さを強調するため理想化・過大評価の含みで使われることがある。対比で「小人」を置く文脈が多い。例文
- 彼は聖人君子のように見えるが、実は人知れず努力を重ねている。
- 政治家には聖人君子を求めがちだが、現実には限界もある。
- 聖人君子を気取るより、まず約束を守ることが大切だ。
- 祖父は欲がなく、近所でも聖人君子と呼ばれていた。
- 彼女を聖人君子扱いして持ち上げすぎるのは失礼だと思う。
類義語
- 品行方正
- 人格高潔
- 高徳清廉
- 君子
対義語
- 悪人
- 小人
- 暴君
- 俗人