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老少不定

読み方

ろうしょう ふじょう

意味

人の寿命や死ぬ順番は年齢どおりに決まるものではなく、老人が先に死ぬとも若者が後に残るとも限らない、ということ。転じて、人生や命の行方は誰にも予測できず、世の中は無常であることを表す。

由来

仏教の無常観に基づく語です。「老少」は老人と若者、「不定」は一定しないことを意味し、年齢に関係なく生死の順は定まらないという考えを表します。漢訳仏典を通じて広まった仏教語と考えられ、日本では平安末期から鎌倉時代(12〜13世紀ごろ)には無常を語る表現として用いられていました。正確な初出は不明です。

備考

主に仏教的・文章語的な表現で、法話、弔辞、随筆などで使われます。日常会話ではやや硬く、単なる「先のことは分からない」よりも生死の無常を強く意識させる語です。

例文

  • 事故の知らせを受け、老少不定の世の無常をあらためて思い知らされた。
  • 住職は法話で、老少不定だからこそ今日という日を大切にせよと説いた。
  • 若い友人の突然の訃報に接し、老少不定という言葉が胸に重く響いた。
  • 災害の多い時代には、老少不定の現実を忘れず備える必要がある。
  • 祖母は『老少不定なのだから、会えるうちに会っておきなさい』と子や孫に語った。

類義語

  • 生死無常
  • 諸行無常
  • 会者定離

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