羽化登仙
読み方
うか とうせん意味
人が羽を得たように仙人となって天に昇ること。また、俗世を離れたように心が軽くなり、特に酒に酔ってこの上なくよい気分になることをいう。中国古典由来の雅な表現。由来
中国・北宋の蘇軾が1082年ごろに書いた『前赤壁賦』の「飄飄乎如遺世独立、羽化而登仙」に基づくとされる。もともとは戦国~漢代以来の道教・神仙思想にある、人が羽を得て仙人となり天に昇るという観念を背景にもつ。備考
中国古典由来の文語的・雅語的表現。日常会話ではまれで、漢文・文学・詩的な文章で使われやすい。比喩的に「酔ってよい気分になる」の意でも用いる。例文
- 蘇軾は『前赤壁賦』で、舟遊びの高揚感を羽化登仙という語で表した。
- 美酒を酌み交わすうちに、まるで羽化登仙したような心地になった。
- 仙人図の題材として、主人公が羽化登仙する場面が描かれている。
- 月夜の舟遊びは、俗世を忘れて羽化登仙するような趣があった。
- この四字熟語は、実際に仙人になる意味だけでなく、酔って陶然とする比喩にも用いられる。
類義語
- 登仙
- 成仙
- 陶然