美辞麗句
読み方
びじ れいく意味
美しく整った言葉や、耳ざわりのよい華やかな言い回しのこと。多くは、表現だけが立派で中身が乏しい言葉を皮肉をこめていう。演説・文章・広告などで、実質より修辞が目立つ場合によく使われる。由来
中国古典漢語に由来する表現で、「美辞」は美しいことば、「麗句」は華麗な句を意味する。四字熟語としての厳密な初出は未詳だが、おおよそ中国の唐宋期(7〜13世紀)までには文飾的な表現として成立していたと考えられる。日本へは漢籍受容を通じて伝わり、近代以降は「うわべだけ立派な言葉」の意味でも広く使われるようになった。備考
多くは褒め言葉ではなく、内容の乏しさを批判するときに使う。特に「美辞麗句を並べる」の形で、演説・広告・政治的発言などを評する際によく用いられる。例文
- 候補者は美辞麗句を並べるばかりで、具体的な政策を語らなかった。
- その広告は美辞麗句に満ちているが、実際の品質はそれほど高くない。
- 美辞麗句で失敗を取り繕っても、現場の不満は消えない。
- 彼の祝辞は美辞麗句ばかりで、かえって心がこもっていないように聞こえた。
- 報告書には美辞麗句ではなく、事実と数字を明確に書いてほしい。
類義語
- 美文麗句
- 華辞麗句
- 飾り文句
- 巧言令色
対義語
- 質実剛健
- 簡潔明瞭
- 平易質朴