緊褌一番
読み方
きんこん いちばん意味
気持ちを引き締め、覚悟を決めて大事な仕事や勝負に臨むこと。ここ一番で、もうひと踏ん張りして全力を出すという意味。もとは褌をきつく締め直して物事に取りかかる姿から生まれた表現。由来
「緊褌」は褌をきつく締めること、「一番」はひと勝負・ひと踏ん張りの意。力仕事や勝負の前に褌を締め直した昔の習俗から生まれた和語的な成句である。正確な初出年は不詳だが、褌が日常的だった江戸時代以前の生活文化を背景にし、近代以降の文章でも広く用いられるようになった。備考
やや古風で文章語・演説調の表現。現代では実際の褌ではなく比喩として使う。「ここは緊褌一番」の形で、勝負どころや大仕事の前によく用いられる。例文
- 試合開始前、選手たちは緊褌一番、グラウンドへ飛び出していった。
- 業績を立て直すため、会社は緊褌一番で新規事業に乗り出した。
- 締め切りまであと一日だ。ここは緊褌一番、全員で仕上げよう。
- 選挙戦も終盤に入り、候補者は緊褌一番の覚悟で最後の訴えを続けた。
- 難関の交渉を前に、彼は緊褌一番、資料をもう一度読み直した。
類義語
- 一念発起
- 背水之陣
- 乾坤一擲
- 勇往邁進
対義語
- 意気消沈
- 戦意喪失
- 無気力
- 及び腰