綱紀廃弛
読み方
こうき はいし意味
国家・組織・官庁などで、守るべき規律や秩序がゆるみ、法令・規則・道徳が軽んじられている状態。特に、役人や組織の構成員が本来の規範を守らず、腐敗や不正、怠慢が広がっているさまをいう。由来
「綱紀」は国や組織を統べる大綱と規律、「廃弛」はすたれてゆるむことを表す漢語。中国古典以来の政治・統治に関する語彙をもとにした表現だが、「綱紀廃弛」としての成立年は不詳。日本では少なくとも近代、特に明治時代以降(19世紀後半以降)の官庁・軍隊・政治批判の文脈で広く用いられた。備考
硬い文章語で、政治・官庁・軍隊・企業などの不正や規律低下を批判する文脈で使われる。「廃弛」は日常語ではほとんど単独使用されない。例文
- 相次ぐ不祥事により、その省庁の綱紀廃弛が厳しく批判された。
- 上層部が規則違反を黙認したことが、組織全体の綱紀廃弛を招いた。
- 綱紀廃弛を正すため、社長は内部監査と処分基準の見直しを命じた。
- 賄賂や情報漏えいが横行するようでは、綱紀廃弛と言われても仕方がない。
- 新任の校長は、教職員の綱紀廃弛を防ぐため服務規程を徹底させた。
類義語
- 綱紀紊乱
- 風紀紊乱
- 規律弛緩
- 政紀紊乱
対義語
- 綱紀粛正
- 規律厳正
- 紀律整然