経世済民
読み方
けいせいさいみん
意味
世を治め、民の苦しみを救って生活を安定させること。政治を正し、社会をよくするという理念・方針を表す。
由来
中国古典に由来する語で、「経世(世を経(おさ)める)」と「済民(民を済(すく)う)」を合わせたもの。『晋書』などに見える用法が知られるが、成立の正確な年代は不詳(おおむね古代中国の典籍に遡る)。日本では儒学・漢学の受容とともに用いられ、江戸期以降の政治理念としても語られた。
備考
政治・行政の文脈で用いられる硬い語。理念的表現として使われやすく、日常会話ではやや堅め。「経国済民」と同義で、略して「経済」の語源としても知られる。
例文
- 為政者は経世済民を旨として、弱者の生活基盤を整えるべきだ。
- 彼の政策は経世済民の精神に立ち、福祉と教育を重視している。
- 学問は机上の空論ではなく、経世済民に役立ててこそ価値がある。
- 経世済民の理念を掲げ、地域の産業振興と雇用創出に取り組んだ。
- 選挙のスローガンだけでなく、経世済民を実行できるかが問われる。
類義語
- 経国済民
- 経世安民
- 安国利民
- 救国済民
対義語
- 傍若無人
- 私利私欲
- 利己主義