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紺屋高尾

読み方

こうや たかお

意味

江戸の遊女「高尾太夫(たかおだゆう)」の名を借り、実は身分の低い者や別人であるのに、体裁や名目だけは一流・高級を装っていること。また、名声だけを取り繕って中身が伴わないことのたとえ。

由来

江戸時代の吉原で名高かった遊女「高尾太夫」に由来する語。実際は「紺屋(染物屋)」の娘(あるいは紺屋の女)なのに「高尾」と称して売り出した、などの逸話が広まり、「名ばかりで実が伴わない/別物の取り違え」を指す言い回しとして定着した。成立の正確な年は不明だが、江戸期(17〜18世紀)に背景があるとされる。

備考

吉原文化に基づく語で、現代では「名ばかり・見かけ倒し」の比喩として用いる。差別的・身分的含意を感じさせる場面もあるため、使用相手や文脈に配慮が必要。

例文

  • あの店の『高級和菓子』は見た目だけで、味は紺屋高尾だった。
  • 肩書だけ立派でも実力がなければ、紺屋高尾と笑われかねない。
  • ブランド名を付け替えただけの商品は紺屋高尾になりやすい。
  • 宣伝は派手だが内容が薄い企画で、まるで紺屋高尾だ。
  • 本人確認もせず有名人扱いするのは紺屋高尾のもとだ。

類義語

  • 傾城高尾
  • 紺屋高尾(同語)
  • 高尾太夫

対義語

  • 無名無実
  • 凡庸無奇

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