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紳士協定

読み方

しんし きょうてい

意味

当事者同士が、契約書や法律による強い拘束を伴わず、互いの信義や名誉を前提に守ると約束する非公式の取り決め。企業間・業界内・外交などで使われ、文書化しない場合も多い。

由来

英語 gentlemen’s agreement の訳語。原義は「紳士の名誉にかけて守る約束」で、19世紀後半の英米で用いられた表現に由来する。日本では明治末期〜大正期(20世紀初頭)に外交・経済分野の訳語として広まり、1907〜1908年の日米移民問題をめぐる「日米紳士協約」と近い文脈でも知られる。

備考

「紳士」は歴史的な訳語で、現代では性別を限定する響きがある。公的文書では「非公式合意」「申し合わせ」と言い換えることもある。法的拘束力の有無には注意。

例文

  • 両社は価格競争を避けるため、文書を交わさず紳士協定を結んだ。
  • 国際会議では、正式条約の前段階として排出量削減に関する紳士協定が成立した。
  • この業界には、他社の主力顧客を露骨に引き抜かないという紳士協定がある。
  • 紳士協定だけに頼ると、担当者が替わったときに約束が曖昧になりやすい。
  • 監督は、学校間で選手起用について紳士協定を結ぶべきではないと主張した。

類義語

  • 君子協定
  • 非公式合意
  • 口頭合意
  • 申し合わせ
  • 暗黙の了解

対義語

  • 正式協定
  • 文書契約
  • 公式合意
  • 明文化された取り決め

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