紙上談兵
読み方
しじょう だんぺい意味
書物や理論の上だけで兵法を論じ、実際の経験や現場を知らないこと。転じて、実行力や実情への理解を欠いた空論・机上の計画をいう。由来
中国の故事に由来する。戦国時代、趙の趙括が兵法書の知識だけで実戦を軽視し、長平の戦い(前260年)で秦に大敗した話がもと。故事は『史記』廉頗藺相如列伝に見えるが、「紙上談兵」という成語としての成立時期は後世で詳細不明。備考
中国語由来の硬い表現で、文章語・評論でよく使う。人の案や議論を批判する語なので、直接相手に使うと強い否定に聞こえる。例文
- 経験のない人だけで作った改革案は、紙上談兵に終わる恐れがある。
- 現場を見ずに安全対策を語っても、それは紙上談兵にすぎない。
- 彼の経営論は立派だが、実行計画がなく紙上談兵の感がある。
- 災害対応は訓練して初めて身につくもので、マニュアルを読むだけでは紙上談兵だ。
- 紙上談兵を避けるため、企画段階から現場担当者の意見を取り入れた。
類義語
- 机上の空論
- 空理空論
- 畳水練
- 画餅
- 空中楼閣
対義語
- 実践躬行
- 知行合一
- 現場主義
- 実事求是