紅顔薄命
読み方
こうがん はくめい意味
若く美しい人、特に容姿の美しい女性は、病弱であったり不運に見舞われたりして、短命であることが多いという意味。転じて、才能や美貌など恵まれたものを持つ人ほど、かえって幸薄い運命をたどりやすいという人生観を表す。由来
中国古典に由来する成語で、「紅顔」は紅をさしたような若々しく美しい顔、「薄命」は命運が薄い、すなわち短命・不運を意味する。近い表現は唐代(7〜10世紀)の詩文などに見られ、日本では漢詩文の教養を通じて広まり、近世以降に用例が定着した。厳密な初出年は不明。備考
やや古風・文学的な表現。主に若く美しい女性に使われるが、性別を限定しない用例もある。現代では美貌と短命を結びつける言い方として慎重に使うのが望ましい。例文
- 彼女は才能にも美貌にも恵まれていたが、二十代で病に倒れ、まさに紅顔薄命と惜しまれた。
- 紅顔薄命という言葉で片づけるには、彼女の人生はあまりにも努力と意志に満ちていた。
- 昔の物語には、紅顔薄命の姫君が悲劇的な運命をたどる筋立てが多い。
- 若くして亡くなった女優を悼む記事に、紅顔薄命という見出しが付けられていた。
- 紅顔薄命とはいうが、美しいから不幸になるという考え方をそのまま信じるべきではない。
類義語
- 佳人薄命
- 美人薄命
- 才子多病
対義語
- 長寿富貴
- 延年益寿