紅灯緑酒
読み方
こうとう りょくしゅ意味
赤い灯火と美酒の意から、にぎやかな歓楽街や、酒色にふけるぜいたくで華やかな遊興生活を表す語。単に夜の街のきらびやかさをいう場合もあるが、享楽的で退廃的な暮らしをやや批判的に指すことが多い。由来
中国由来の漢語表現。『紅灯』は赤くともる灯火、『緑酒』は緑がかった澄んだ美酒・良酒をいう。正確な初出年や日本での定着時期は不詳だが、遅くとも近代以前には、歓楽街の華やかさや酒色にふける生活を表す語として漢籍受容の中で用いられていた。備考
文章語でやや古風。華やかな酒宴や夜の歓楽街を、称賛よりも享楽的・退廃的なものとして描く際に使うことが多い。『緑酒』は中国語的に美酒・良酒の意。例文
- 彼は若いころ、紅灯緑酒の巷で毎夜を過ごした。
- その小説は、戦前の上海の紅灯緑酒を鮮烈に描いている。
- 紅灯緑酒に明け暮れる生活は、やがて彼の身を滅ぼした。
- 都会の紅灯緑酒を離れ、彼女は静かな港町へ移り住んだ。
- 観光客は表向きの華やかさに目を奪われたが、紅灯緑酒の裏には深い闇もあった。
類義語
- 酒池肉林
- 花天酒地
- 歓楽街
- 酒色にふける生活
対義語
- 質素倹約
- 清廉潔白
- 粗衣粗食