糟糠之妻
読み方
そうこう の つま意味
貧しく苦しい時代から連れ添い、夫を支えてきた妻のこと。特に、成功や出世の前から苦楽を共にしてきた妻を敬意をこめていう表現で、安易に見捨ててはならない存在という含みがある。由来
中国の史書『後漢書』宋弘伝に由来する。後漢の光武帝が宋弘に姉の湖陽公主との再婚をほのめかした際、宋弘が「貧賤之知不可忘、糟糠之妻不下堂」と答えた故事による。「糟糠」は酒かすと米ぬかで、粗末な食べ物の意。出来事は1世紀の後漢時代、典拠の『後漢書』成立は南朝宋の5世紀ごろ。備考
古風で格式のある表現。多くは男性側から妻を指して用い、現代では性別役割を感じさせる場合もあるため、文脈に注意が必要。例文
- 社長は成功後も、若いころから支えてくれた糟糠之妻への感謝を忘れなかった。
- 彼にとって彼女は、貧しい下積み時代を共に乗り越えた糟糠之妻である。
- 有名になったからといって糟糠之妻をないがしろにするのは、人として褒められない。
- 授賞式のスピーチで、彼はまず糟糠之妻への感謝の言葉を述べた。
- 祖父はいつも、祖母のことを『自分の糟糠之妻だ』と誇らしげに語っていた。
類義語
- 糟糠の妻
- 貧賤の妻
- 苦楽を共にした妻