精神一到
読み方
せいしん いっとう意味
心を一点に集中させて取り組めば、どんなことでも成し遂げられるということ。雑念を捨て、強い意志と努力をもって事に当たる大切さを表す。しばしば「精神一到、何事か成らざらん」の形で用いられ、学問や修養、仕事への励ましとして使われる。由来
中国・南宋の儒学者、朱熹(1130〜1200)の語に由来するとされる。12世紀後半の漢籍に見える「精神一到、何事か成らざらん(精神が一つに到れば、成し遂げられないことがあろうか)」がもとで、日本には漢籍の受容を通じて中世以降に広まった。備考
単独でも使うが、「精神一到、何事か成らざらん」の形で引かれることが多い。日常会話より、文章・訓話・激励の場面でやや格調高く用いられる。例文
- 受験勉強はつらいが、精神一到の気持ちで毎日机に向かえば道は開ける。
- 監督は選手たちに『精神一到、最後の一秒まであきらめるな』と声をかけた。
- 難しい研究テーマでも、精神一到で掘り下げれば必ず突破口が見つかる。
- 祖父は書道の稽古で、精神一到こそ上達の鍵だと教えてくれた。
- 新規事業の立ち上げには、精神一到で課題に向き合う姿勢が欠かせない。
類義語
- 一意専心
- 一心不乱
- 全身全霊
- 精神統一
- 専心努力
対義語
- 優柔不断
- 意志薄弱
- 無気力
- 心ここにあらず