窮余一策
読み方
きゅうよ の いっさく意味
追い詰められて他に方法がない状況で、苦しまぎれに考え出した一つの手段や方策。十分に練られた最善策というより、窮地を脱するための最後の打開策を指す。由来
「窮余」は行き詰まって困り果てた末、「一策」は一つのはかりごと・手段の意。中国古典に由来する特定の成句というより、漢語表現として日本で定着した語とされる。成立時期は不詳だが、近代以降の国語辞典・成語辞典で用例が見られる。備考
「窮余の一策」と助詞「の」を入れて書く形も一般的。前向きな妙案より、追い込まれた末の苦肉の策という含みが強い。例文
- 資金繰りに行き詰まり、社長は窮余一策として本社ビルの売却を決めた。
- 締め切り直前に資料が消え、窮余一策で以前の報告書を基に作り直した。
- 敵に包囲された部隊は、窮余一策として夜間の突破を試みた。
- 売上低迷を受け、店は窮余一策で大幅な値下げキャンペーンを始めた。
- 彼の謝罪会見は、批判をかわすための窮余一策に見えた。
類義語
- 苦肉之策
- 窮余の策
- 最後の手段
- 苦しまぎれの策
対義語
- 余裕綽々
- 泰然自若