空中楼閣
読み方
くうちゅう ろうかく意味
実現の見込みや根拠がない、現実離れした考え・計画・議論のたとえ。見た目は立派でも土台がなく、具体性や実行可能性に欠けるものをいう。文字どおりには「空中に建てた高殿」の意。由来
中国の仏教説話集『百喩経』の「三重楼喩」に由来するとされる。5世紀末、南朝斉のころ(492年ごろ)に漢訳された経典で、ある男が三階建ての家を見て最上階だけを先に造らせようとした話から、土台のない願望や計画をたとえる語になった。備考
批判的な文脈で使われることが多い。単なる夢や理想全般ではなく、特に根拠・手順・基盤を欠いた計画や議論を指す。「机上の空論」「砂上の楼閣」と近い。例文
- 根拠のない売上予測だけで新規事業を進めるのは、空中楼閣にすぎない。
- 資金計画も人員配置も決めないまま海外進出を語っても、空中楼閣だと批判されるだろう。
- 理想だけを並べて具体策を示さない政策は、空中楼閣との印象を与えやすい。
- 土台となる基礎研究なしに革新的技術をうたうのは、まさに空中楼閣である。
- 彼の構想は壮大だが、実現条件を詰めなければ空中楼閣で終わってしまう。
類義語
- 机上の空論
- 絵空事
- 砂上の楼閣
- 白日夢
対義語
- 実事求是
- 堅実
- 地に足のついた計画