積悪余殃
読み方
せきあく の よおう意味
悪事を積み重ねた人や家には、その報いとして本人だけでなく子孫にまで災いが及ぶということ。悪い行いの結果は後々まで残り、不幸や禍根を招くという戒めを表す。由来
中国の古典『易経』坤卦・文言伝の「積善之家、必有余慶。積不善之家、必有余殃」に由来する。「余殃」は後に残る災いの意。『易経』の成立は諸説あり、本文は周代、十翼などの注釈部分は戦国時代から前漢期(紀元前4〜前2世紀ごろ)に整ったとされるが、正確な年は不明。備考
「積善余慶」と対になる語。現代の日常会話ではまれで、漢文調・教訓的・文学的な文脈で用いられることが多い。例文
- 祖父の代からの不正が明るみに出て、会社は積悪余殃のごとく信用を失った。
- 彼は一時の利益を求めて人を欺いたが、やがて積悪余殃となって家族にも苦難が及んだ。
- 歴史小説の中で、その一族の没落は積悪余殃として描かれている。
- 環境を破壊し続ければ、積悪余殃となって次の世代が大きな負担を背負うことになる。
- 積悪余殃を恐れるなら、今のうちに過ちを認め、償うべきだ。
類義語
- 悪因悪果
- 因果応報
- 自業自得
- 積不善余殃
対義語
- 積善余慶
- 善因善果
- 陰徳陽報