破顔一笑
読み方
はがん いっしょう意味
こわばっていた顔が思わずほころび、にっこり笑うこと。厳しい表情や緊張した雰囲気が和らぎ、自然に笑みがこぼれる様子をいう。うれしさや安心、相手への好意などがきっかけで、表情がぱっと明るくなる場面で使われる。由来
「破顔」は中国古典に由来する漢語で、もともとは固い表情が“破れる”ようにほころぶ、つまり笑顔になることを意味する。「一笑」はひとたび笑うこと。これらが結びついた漢語的表現で、正確な初出年は未詳だが、中国古代〜中世の漢文世界にさかのぼる語法と考えられる。日本では漢籍受容を通じて定着した。備考
やや文章語・改まった表現。単に笑うより、緊張やこわばりがほどけて自然に笑みがこぼれるニュアンスが強い。「破顔する」「破顔一笑をもって迎える」のようにも使う。例文
- 孫の顔を見た祖父は、たちまち破顔一笑した。
- 厳格で知られる部長も、吉報を聞くと破顔一笑し、会議室の空気が和んだ。
- 面接で緊張していた彼女は、面接官の軽い冗談に破顔一笑した。
- 逆転勝利の瞬間、監督は思わず破顔一笑した。
- 長年の努力が実を結び、受賞の知らせを受けた母は破顔一笑した。
類義語
- 莞爾一笑
- 満面の笑み
- にっこり笑う
対義語
- 愁眉苦顔
- 仏頂面
- 苦虫をかみつぶしたような顔