破釜沈舟
読み方
はふ ちんしゅう意味
一度決めたら退路を断ち、失敗を許さない覚悟で物事に臨むこと。釜を壊し舟を沈めて帰れない状況を作り、必ず勝つ・必ずやり遂げるという決意を示す。由来
中国・秦末の楚の将軍、項羽(こうう)の故事に由来する。『史記』などに見え、巨鹿の戦い(紀元前207年ごろ)で渡河後に兵に釜を壊させ舟を沈めさせ、退路を断って士気を高めたことから成句化した。日本への伝来時期は特定しにくい。備考
比喩表現として用い、実際に退路を断つ行為を勧める語ではない。過度な無謀さの肯定に聞こえる場合があるため、文脈に注意。例文
- 彼は退職して起業し、破釜沈舟の覚悟で新事業に挑んだ。
- 受験まで残り三か月、破釜沈舟で勉強に集中する。
- このプロジェクトは後がない。破釜沈舟でやり切ろう。
- 破釜沈舟の決意を示すため、あえて安全策を捨てた。
- 彼女は破釜沈舟で海外留学を決め、語学力を磨いた。
類義語
- 背水之陣
- 決死覚悟
- 一か八か
- 乾坤一擲
対義語
- 優柔不断
- 逡巡躊躇
- 二の足を踏む