破綻百出
読み方
はたん ひゃくしゅつ意味
物事の筋道・計画・説明などに、矛盾や欠点、ほころびが次々と現れること。特に、議論・制度・企画・証言などが一見もっともらしく見えても、調べるほど不備が多く見つかる状態をいう。由来
「破綻」はもともと衣服の縫い目が破れてほころぶことから、物事の失敗・欠陥を表す語。「百出」は多くのものが次々に現れる意。中国・南宋の儒者李侗の文集『李廷平集・答問下』(12世紀ごろ)に「破綻百出」の用例が見えるとされ、日本でも漢語表現として用いられるようになった。備考
硬い書き言葉寄りの表現で、批判的・否定的に使う。論理、計画、証言、制度などの不整合を指すことが多く、人の性格そのものには通常用いにくい。例文
- その報告書は数字の根拠が曖昧で、読み進めるほど破綻百出だった。
- 容疑者の説明は最初こそ筋が通っているように聞こえたが、質問を重ねると破綻百出となった。
- 新制度の設計は理念ばかりが先行し、実務面では破綻百出だと批判された。
- 彼の小説は設定が複雑すぎて、後半になると時系列や人物関係が破綻百出になってしまう。
- 専門家の検証によって、その投資計画は収益予測からリスク管理まで破綻百出であることが明らかになった。
類義語
- 矛盾百出
- 欠陥露呈
- 支離滅裂
- 漏洞百出
対義語
- 完全無欠
- 首尾一貫
- 理路整然
- 整合一致