石部金吉
読み方
いしべ きんきち意味
非常にまじめで堅苦しく、融通のきかない人のこと。特に、男女関係や色恋に対してきわめて潔癖で、冗談や誘惑に動じない堅物を指していう。人名のような形だが、実在の人物名ではなく性格を表す語。由来
「石」と「金」はどちらも硬いものを表し、それを組み合わせて「石部金吉」という人名めかした形にした戯称。硬くて動かない性質から、融通のきかない堅物を意味するようになった。成立の正確な年は不明だが、江戸時代には用例が見られる俗語的表現で、「石部金吉金兜」ともいう。備考
やや古風で文学的・戯画的な響きがある。人を評する語なので、面と向かって使うと「堅物」とからかうニュアンスになり失礼な場合がある。例文
- 彼は石部金吉だから、飲み会で少し冗談を言ってもまったく乗ってこない。
- 課長は石部金吉のような人で、規則にないことは絶対に認めようとしない。
- あんなに石部金吉だった兄が、結婚してから少し柔らかくなった。
- 恋愛話になると、彼女は石部金吉ぶりを発揮してすぐに話題を変えてしまう。
- 石部金吉も悪くはないが、営業の現場ではもう少し臨機応変さが必要だ。
類義語
- 堅物
- 頑固一徹
- 謹厳実直
- 四角四面
- 朴念仁
対義語
- 融通無碍
- 臨機応変
- 軟派
- 多情多感