知者不言
読み方
ちしゃ ふげん意味
真に知恵や道理をわきまえた人は、軽々しく語り立てたり自慢したりせず、必要以上に口数が多くならないということ。反対に、むやみに言葉を弄する者ほど実は浅薄である、という戒めを含む。由来
中国古典『老子』(道徳経)にある「知者不言、言者不知(知る者は言わず、言う者は知らず)」に由来する句で、春秋戦国期(紀元前6~前3世紀頃)の道家思想を背景とする。四字熟語としては前半を取って用いられる。備考
「知者不言、言者不知」の前半。賞賛にも戒めにも使うが、黙り込むこと自体の是非ではなく、軽率な多弁を戒める趣旨。老子の道家思想の文脈で理解するとよい。例文
- 会議で沈黙を貫く部長を見て、知者不言という言葉を思い出した。
- 彼は成果を誇らず淡々としている。まさに知者不言だ。
- SNSで断定的に語る人ほど危うい。知者不言を胸に、まず学びたい。
- 師は多くを語らず、要所だけ示した。知者不言の教えを実感した。
- 知者不言を気取って黙るだけではなく、必要な場では端的に伝えるべきだ。
類義語
- 大智若愚
- 沈黙是金
- 口は災いの元
- 巧言令色
- 知恵ある者は口を慎む
対義語
- 多弁
- 饒舌
- 口若悬河