知恵才覚
読み方
ちえ さいかく意味
物事をよく考えて判断する力と、うまく処理したり切り抜けたりする才能・機転のこと。単なる知識量ではなく、実際の場面で役立つ知恵ややりくりの能力まで含めていう表現。由来
「知恵」と「才覚」という、どちらも能力を表す二語を重ねて意味を強めた語です。特定の中国古典の一句に直接由来する四字熟語ではなく、和語的な用法として定着したと考えられます。正確な成立年は不明ですが、少なくとも近世(江戸時代)には通用していたとみられます。備考
頭の良さだけでなく、機転・工夫・やりくりのうまさも含む語です。やや古風で文章語的ですが、今でも「知恵才覚を働かせる」の形で使われます。例文
- 限られた予算の中で、彼は知恵才覚を働かせて新事業を軌道に乗せた。
- 災害時には、現場の知恵才覚が多くの人の命を救うことがある。
- 祖母は商売の知恵才覚に優れ、小さな店を何十年も守り続けた。
- 力任せに進めるのではなく、知恵才覚で難局を切り抜けるべきだ。
- 彼女の知恵才覚をもってしても、この交渉をまとめるのは容易ではなかった。
類義語
- 才知
- 機知頓才
- 頭脳明晰
- 才気煥発
- 知勇兼備
対義語
- 無知無能
- 浅学非才
- 愚昧無知