眼光紙背
読み方
がんこう しはい意味
文章の表面に書かれていることだけでなく、その背後にある筆者の真意・思想・含意まで鋭く読み取ること。「眼光」は鋭い目つきや洞察力、「紙背」は紙の裏、転じて字面の裏側をいう。読解力や鑑識眼の高さを褒めるときに用いる。由来
中国の成語に由来する語で、書物の「紙背(紙の裏)」にある意味まで「眼光(洞察)」で見抜くという比喩表現。具体的な初出年・年代は不明だが、漢文・古典読解の文脈で用いられてきた表現が日本語の四字熟語として定着した。備考
褒め言葉として用いられることが多い。文章読解だけでなく、契約書・報告書など「文面の裏の意図」を見抜く場面にも比喩的に使える。読みは「がんこうしはい」。例文
- 彼は史料を読むとき、眼光紙背の力で当時の政治的意図まで掘り起こす。
- この批評は眼光紙背で、作者の隠した主題を見事に言い当てている。
- 契約書を精査し、眼光紙背で不利な条項を見逃さなかった。
- 古典の一節から時代背景を読み解く姿は、まさに眼光紙背だ。
- 表現の華やかさに惑わされず、眼光紙背で論の弱点を見抜く必要がある。
類義語
- 読書百遍
- 熟読玩味
- 精読
- 味読
- 研精究理
対義語
- 表面理解
- 一知半解
- 浅学菲才