相即不離
読み方
そうそくふり
意味
互いに結びついて一体でありながら、べったり同一でもなく、離れて別々でもない関係。仏教で、縁起により相依って成り立つことをいう。
由来
仏教語。漢訳仏典で用いられ、特に天台・華厳などで、事物が「即(すなわち)し合い」ながら「離れない」関係(相即・不離)を説く語として定着。成立年代は特定しにくい。日本では平安期以降の仏教思想の受容とともに一般化。
備考
仏教的背景をもつ硬い語で、抽象的な関係(AとBが密接だが同一ではない)を述べる際に使う。「一心同体」のような完全同一とは異なる。
例文
- 夫婦は相即不離の関係で、支え合いながらも各自の領域を大切にしている。
- 自然と人間社会は相即不離であり、環境を損ねれば暮らしも立ちゆかない。
- 理論と実践は相即不離だ。どちらか一方だけでは成果に結びつかない。
- この作品では、笑いと哀しみが相即不離に描かれている。
- 師弟の学びは相即不離だが、最後は自分の足で立たねばならない。
類義語
- 不即不離
- 相依相待
- 表裏一体
- 一蓮托生
対義語
- 離合集散
- 離散集合