目迷五色
読み方
もくめい ごしき意味
色とりどりのものが多すぎて目がくらみ、心が惑うこと。転じて、華やかさや見た目の派手さに気を取られ、本質を見失ったり、正しい判断ができなくなったりすることをいう。由来
中国古典に由来する表現で、特に『老子』第十二章の「五色は人の目を盲ならしむ(五色令人目盲)」の思想を踏まえた語とされる。成立の大もとは中国の春秋戦国時代ごろ(紀元前6〜4世紀ごろ)。日本で四字熟語として定着した正確な時期は不詳。備考
日常会話ではやや硬い文章語。実際の色彩だけでなく、商品・情報・装飾の多さに心を奪われる比喩としても使う。例文
- 百貨店の売り場は目迷五色で、贈り物を一つ選ぶだけでもひと苦労だった。
- 会場には各社の新製品が並び、来場者は目迷五色の思いでブースを見て回った。
- 華やかな宣伝文句に目迷五色となって、彼は本当に必要な品を見失ってしまった。
- 春の庭は花々が咲き乱れ、まさに目迷五色の美しさであった。
- 情報があふれる時代だからこそ、目迷五色に陥らず本質を見極める姿勢が大切だ。
類義語
- 眼花繚乱
- 琳琅満目
- 目移り
対義語
- 単純明快
- 質実簡素
- 一目瞭然