盈虚消息
読み方
えいきょ しょうそく意味
世の中の物事は、満ちればやがて欠け、盛んなればやがて衰えるように、増減・盛衰をくり返して移り変わるということ。月の満ち欠けや潮の満ち引きになぞらえて、栄えることも衰えることも自然の理として受け止める含みで用いられる。由来
「盈」は満ちる、「虚」は欠ける・空になる、「消息」は増えることと減ること(増減、変化)の意。月の盈虚(満ち欠け)など自然現象を踏まえた漢籍由来の語で、特定の初出年や成立年代は不詳だが、漢文訓読を通じて日本でも古くから用いられてきたとされる。備考
盛衰・増減が循環することを述べる硬い漢語。文章語・評論調で使われやすい。個人の成功談で「栄枯盛衰」と近い意味で用いる。例文
- 事業の成功も失敗も盈虚消息と心得て、驕らず怯まず進め。
- 景気は盈虚消息を免れないから、好況のうちに備えを固めるべきだ。
- 人気商売は盈虚消息が激しいので、長期の戦略が欠かせない。
- 彼は盈虚消息を語り、今の栄誉に浮かれるなと諭した。
- 月の満ち欠けを見ていると、世の盈虚消息という言葉が胸に落ちる。
類義語
- 栄枯盛衰
- 盛衰興亡
- 一盛一衰
- 有為転変
対義語
- 不変不動
- 恒久不変