百錬成鋼
読み方
ひゃくれん せいこう意味
鉄を何度も鍛えて鋼にするように、人も幾度もの試練・訓練・努力を経て、強く有能な人物になること。困難や鍛錬によって人格・技術・精神が磨かれ、完成度が高まるという意味で用いられる。由来
中国語の成語「百煉成鋼(百炼成钢)」に由来する。「百錬」は何度も金属を鍛えること、「成鋼」は鋼になること。鉄を反復して鍛える製鉄の比喩から、人間の成長を表す語となった。正確な成立年は不明だが、発想の背景には晋代(3〜4世紀)の詩に見える「百錬の鋼」の表現など、中国古典の金属鍛錬の比喩がある。備考
やや硬い表現で、日常会話より文章・スピーチ・教育的文脈で使われる。努力や試練を肯定的に評価する語。例文
- 若いころの厳しい修業が、彼を百錬成鋼の職人へと育てた。
- 失敗を恐れず挑戦を重ねれば、いつか百錬成鋼の精神が身につく。
- このチームは敗戦のたびに課題を克服し、百錬成鋼の強さを得た。
- 彼女の演奏には、長年の練習による百錬成鋼の技が感じられる。
- 苦しい現場を経験してきた彼は、まさに百錬成鋼のリーダーだ。
類義語
- 千鍛万錬
- 百戦錬磨
- 艱難辛苦
- 切磋琢磨
- 鍛錬陶冶
対義語
- 未熟
- 半人前
- 鍛錬不足
- 生半可