百味飲食
読み方
ひゃくみ おんじき意味
さまざまな食べ物と飲み物、または多くの珍味をそろえた豪華なごちそうのこと。「百味」は数多くの味・珍味を表し、豊かさや手厚いもてなしを強調する語。由来
中国の漢訳仏典に由来する仏教語とされる。詳しい初出は不詳だが、遅くとも6〜7世紀ごろまでの仏教文献には見られると考えられる。「百味」は多くの珍味、「飲食」は食べ物・飲み物の意で、日本には仏教語として伝わった。備考
仏教語・漢文調の表現で、現代の日常会話ではやや古風。単なる飲食物よりも、珍味や豪華なごちそうを強調する響きがある。例文
- 祝宴の席には百味飲食が並び、客人たちは目を見張った。
- 寺の説話では、極楽には百味飲食が自然に満ちていると説かれる。
- 王は遠来の使者を百味飲食でもてなし、その歓待の厚さを示した。
- 百味飲食に囲まれていても、彼は質素な食事を好んだ。
- 古典では、豊かな国や理想郷の様子を表す語として百味飲食が用いられる。
類義語
- 山海の珍味
- 美酒佳肴
- 珍味佳肴
対義語
- 粗衣粗食
- 一汁一菜
- 節衣縮食