百依百順
読み方
ひゃくい ひゃくじゅん意味
相手の言うことや望むことに、何から何まで逆らわず従うこと。非常に従順で、相手の意向をすべて受け入れる態度をいう。好意的に「素直」と見る場合もあるが、主体性がないという批判的な含みで使われることも多い。由来
中国・明代の白話小説『初刻拍案驚奇』(1628年頃)に見える表現に由来するとされる。「百」は「あらゆること」、「依」は頼る・従う、「順」は逆らわず従う意で、すべて相手に従う様子を表す。備考
現代日本語ではやや硬く、日常会話より文章語・評論調で使われる。中国語由来の語感が強く、「唯唯諾諾」より使用頻度は低い。例文
- 彼は上司に対して百依百順で、自分の意見をほとんど口にしない。
- 親が子どもの要求に百依百順では、かえって自立を妨げることがある。
- 彼女は恋人に百依百順するのではなく、対等な関係を築こうとした。
- 新任の頃は先輩に百依百順だったが、経験を積んでからは必要な反論もできるようになった。
- 部下に百依百順を求めるような管理職は、組織の創造性を損ないやすい。
類義語
- 唯唯諾諾
- 従順温良
- 順従謙黙
- 百依百随
対義語
- 自主独立
- 独立独歩
- 剛毅不屈
- 不撓不屈