白璧微瑕
読み方
はくへき の びか意味
ほとんど完全で非常に優れているものや人に、わずかな欠点・傷があること。「白い宝玉についた小さな傷」の意から、全体の価値を大きく損なうほどではないが、惜しまれる一点をいう。由来
中国南朝梁の昭明太子・蕭統が編んだ『陶淵明集』の序文にある「白璧微瑕、惟在閑情一賦」に由来するとされる。6世紀前半ごろの文で、陶淵明の作品を高く評価しつつ、『閑情賦』だけを白い璧にあるわずかな傷にたとえた表現。備考
文章語・改まった評価で使われることが多い。「玉に瑕」より硬い表現。対象を基本的に高く評価する前提で用いる。例文
- 彼の論文は構成も論証も見事だが、資料の表記ゆれだけが白璧微瑕だ。
- この映画は傑作と呼ぶにふさわしいが、終盤の説明不足は白璧微瑕と言える。
- 新製品の性能は申し分ないものの、価格の高さが白璧微瑕として指摘された。
- 彼女のスピーチは内容も声の調子も素晴らしく、時間を少し超過した点だけが白璧微瑕だった。
- 名旅館としてのサービスは完璧に近いが、駅から遠いことが白璧微瑕である。
類義語
- 玉に瑕
- 大醇小疵
- 惜しい欠点
- 瑕瑾
対義語
- 完全無欠
- 白璧無瑕
- 金甌無欠
- 一点の瑕もない