白河夜船
読み方
しらかわ よふね意味
ぐっすり眠っていて、周囲で起きたことにまったく気づかず何も知らないこと。また、実際はよく知らないのに、知っているように見せたり、知らないふりをしてその場をごまかしたりすることにもいう。由来
成立年の詳細は不詳ですが、少なくとも江戸時代(17〜19世紀)には広まっていたとされます。京都見物をしたと吹聴する人が、道中や名所のことを尋ねられると「白河へは夜船で行ったので分からない」と答えてボロを出した、という笑話・落語系の話に由来するといわれます。そこから、「眠っていて何も知らない」「知ったかぶりをごまかす」の意になりました。備考
現代では「ぐっすり眠って何も知らない」の意味で使うことが多いです。相手を軽くからかったり、皮肉を込めたりする場面もあるため、文脈に注意が必要です。例文
- 昨夜は疲れ切って白河夜船で、雷が鳴ったことにも気づかなかった。
- 町内で大騒ぎになっていたのに、彼だけは白河夜船だった。
- 会議の重要な場面で白河夜船では、決定事項が分からなくても当然だ。
- その件を知っているはずなのに、彼は白河夜船を装って何も答えなかった。
- 移動中ずっと白河夜船だったので、せっかくの景色を見逃してしまった。
類義語
- 熟睡
- 高いびき
- 知らぬ顔
- 知らぬ存ぜぬ
対義語
- 目を光らせる
- 一部始終を知る
- 事情通