疾言遽色
読み方
しつげん きょしょく意味
言葉づかいが荒々しく、顔つきもあわただしく険しいこと。怒りや焦りのために、早口で激しい調子になり、相手に威圧感や不快感を与えるような態度をいう。由来
中国古典に由来する漢語成語。「疾」は速い・激しい、「言」はことば、「遽」はあわただしい、「色」は顔色・表情の意で、二語を合わせて荒くせわしない物言いと表情を表す。特定の初出文献や成立年は未詳だが、漢籍由来の語として日本の成語辞典類にも収められている。備考
硬い文章語・改まった表現で、日常会話ではあまり使われない。人の態度を批判的に描写する語で、ほめ言葉にはならない。例文
- 部長は納期の遅れを聞くと、疾言遽色で担当者を問い詰めた。
- どれほど腹が立っても、客の前で疾言遽色になるのは避けるべきだ。
- 彼女の疾言遽色な応対に、会議室の空気は一気に重くなった。
- 先生は普段温厚だが、不正を見つけたときだけは疾言遽色で注意する。
- 交渉の場で疾言遽色を示せば、相手の信頼を失いかねない。
類義語
- 疾言厲色
- 声色俱厲
- 叱咤怒号
- 怒声叱咤
- 剣幕を立てる
対義語
- 和顔愛語
- 温言柔色
- 平心静気
- 和顔悦色