異類異形
読み方
いるい いぎょう意味
人間や通常の生き物とは種類が異なり、姿かたちも普通でないこと。また、そのような怪物・妖怪・鬼・霊などの存在をいう。転じて、見慣れない奇怪な姿や、常識から大きく外れた異様なものを形容する語。由来
「異類」は人間とは別種のもの、「異形」は普通と異なる姿を表す漢語で、二語を重ねて怪異な存在を強調した表現。仏教説話・中世説話・御伽草子などで異類婚姻譚や妖怪譚が語られる文化的背景をもつが、「異類異形」としての初出年は不詳。備考
文学・民俗・妖怪文化の文脈でよく用いられる硬い表現。人に直接使うと差別的・侮蔑的に響くことがあるため注意。例文
- 夜更けの山道で、旅人は異類異形のものが木陰に立っているのを見たという。
- この絵巻には、鬼や天狗などの異類異形が生き生きと描かれている。
- 祭りの仮装行列には、異類異形の面をつけた人々が次々に現れた。
- 彼の小説では、異類異形の存在が人間社会の矛盾を映し出す役割を果たしている。
- 古い屋敷にまつわる噂は、異類異形の影を見たという証言から広まった。
類義語
- 異形異類
- 異類
- 異形
- 怪異
- 妖怪変化
- 魑魅魍魎
対義語
- 同類
- 同形
- 同類同形
- 普通一般