異端邪説
読み方
いたん じゃせつ意味
正統・正説とされる考え方から外れた、まちがっていて有害だとみなされる説や教えのこと。特に宗教・思想・学問などで、既成の立場から「認めがたい異説」を強く非難していう。転じて、常識外れだとして退けられる主張にも使う。由来
「異端」は中国古典『論語』(紀元前5世紀ごろ)に見える語、「邪説」は『孟子』(紀元前4〜3世紀ごろ)などに見える語です。これらを重ねて、正統に反する有害な教説という意味を強めた漢語と考えられます。複合語としての正確な成立時期は未詳ですが、日本でも漢文語として古くから用いられてきました。備考
宗教・思想の文脈で本来の意味が強いが、比喩的に「とんでもない説」の意でも使う。相手の主張を強く断罪する響きがあり、やや硬く古風な語。例文
- 中世ヨーロッパでは、教会に背く教えは異端邪説として排斥された。
- その学者の新説は当初、異端邪説とまで言われたが、今では有力な説の一つだ。
- 権力者が都合の悪い思想を異端邪説と決めつけることは、言論の自由を損なう。
- 彼は古い慣習に疑問を投げかけただけで、村では異端邪説を語る者のように扱われた。
- 歴史を学ぶと、時代によって何が異端邪説とされるかが変わるとわかる。
類義語
- 邪説
- 邪論
- 異端説
- 左道邪説
対義語
- 正説
- 正論
- 通説
- 正統思想