異端邪説
読み方
いたんじゃせつ
意味
正統とされる教え・学説から外れた、正しくないとみなされる説や思想。一般に批判的・否定的な語感で用いられる。
由来
「異端」は正統な教義から外れること、「邪説」はよこしま(誤り)とされる説。仏教・儒教などの思想・宗教の文脈で、正統(正学)に対する非正統を批判する語として成立。成立時期は特定困難(漢籍由来で日本では中世以降の文献に見られるとされるが、正確な年代は不明)。
備考
強い否定語で、宗教・思想・学説などに用いることが多い。相手の主張を封じる言い方にもなり得るため、現代の議論では慎重に使う。
例文
- 当時の支配層はその思想を異端邪説として排斥した。
- 異端邪説と決めつける前に、資料に当たって検討すべきだ。
- 彼の仮説は斬新だが、現時点では異端邪説扱いされがちだ。
- 宗教改革期には、異端邪説として厳しく弾圧された例が多い。
- 根拠のない陰謀論を異端邪説として一蹴するだけでは対話にならない。
類義語
- 異説
- 邪説
- 異端
- 異学
- 端説
対義語
- 正統
- 正説
- 正論
- 正統学説