男尊女卑
読み方
だんそん じょひ意味
男性を尊いもの・優れたものとして重んじ、女性を低いもの・劣ったものとして軽んじる考え方や社会的慣習をいう。家庭・職場・制度などで、男性が優先され女性が不利に扱われる状態を批判的に表す語。由来
「男を尊び、女を卑しむ」という意味の漢語的な構成から成る語。特定の出典や成立年は不詳。背景には、中国古代から中世にかけて形成された儒教的な家父長制・男系中心の価値観があり、日本では江戸時代の儒教道徳や、明治時代以降の家制度・社会制度を論じる文脈で広く用いられるようになった。現代では主に差別的価値観を批判する言葉として使われる。備考
現代では差別的・旧弊的な価値観を批判する語。人や地域を一括して断定する表現にならないよう、具体的な制度・発言・慣習に即して用いるのが望ましい。例文
- かつての職場には、昇進は男性が優先されるという男尊女卑の風潮が残っていた。
- その発言は、本人に悪気がなくても男尊女卑だと受け取られかねない。
- 家事や育児を女性だけの役割と決めつける考え方は、男尊女卑の名残だ。
- 祖母は、昔の農村社会では男尊女卑が当たり前のように扱われていたと語った。
- 男女平等を実現するには、制度だけでなく男尊女卑の意識そのものを変える必要がある。
類義語
- 男性優位
- 男権主義
- 家父長制
- 男社会
- 女性蔑視
対義語
- 男女平等
- 男女同権
- 女尊男卑
- ジェンダー平等