漢字辞典.com

甲論乙駁

読み方

こうろん  おつばく

意味

互いに主張を述べ合い(甲が論じ、乙が駁する)、賛否や立場が分かれて激しく論争すること。会議や世論などで、意見が対立してまとまりにくい状況を表す。

由来

「甲」「乙」は順序や当事者を示す記号的な語(第一・第二)で、「論」は議論すること、「駁」は反論して論破・非難すること。中国由来の漢語表現として用いられ、日本では漢文素養のある文章語として定着した。成立の正確な年代は不詳。

備考

硬い文章語。一般には「甲論乙駁」と一語で読む。日常会話では「賛否両論」「議論が紛糾」などに言い換えると自然。

例文

  • 新制度をめぐって委員会は甲論乙駁、結論は持ち越しとなった。
  • SNSでは甲論乙駁の末、論点が拡散して収拾がつかない。
  • 彼の提案は斬新だったが、社内は甲論乙駁で合意形成に時間がかかった。
  • 歴史解釈については研究者の間でも甲論乙駁が続いている。
  • 甲論乙駁しても事実確認だけは共有しよう。

類義語

  • 甲論乙論
  • 喧々囂々
  • 議論百出
  • 侃々諤々
  • 紛糾
  • 論争

対義語

  • 一致団結
  • 異口同音
  • 和気藹藹
  • 衆議一決

この四字熟語に含まれる漢字