玉石同砕
読み方
ぎょくせき どうさい意味
価値の高いもの(玉)も低いもの(石)も区別されないまま、いっしょに砕け散ってしまうこと。善悪・優劣を見分けずに一括して処分・批判した結果、良いものまで損なわれる、という否定的な意味で用いられる。由来
「玉(宝石)と石(つまらない石)を同じく砕く」の意から成る語。中国古典に由来する漢語系の表現として日本語に取り入れられたとされるが、成立年代・初出の具体的な年や典拠は不詳。備考
「玉石混淆(混交)」は“良し悪しが混じる”状態、「玉石同砕」は“区別せず一緒に滅ぼす”結果を指す。主に批判的文脈で用いる。例文
- 不正の摘発は必要だが、現場を一律に切り捨てれば玉石同砕になりかねない。
- 規制強化で業界全体を締め付けると、健全な企業まで玉石同砕で倒れる恐れがある。
- 炎上を恐れて作品を全削除するのは、玉石同砕の対応だと批判された。
- 改革の名の下に制度を丸ごと廃止すれば、優れた仕組みまで玉石同砕になる。
- 疑わしいものを全部排除するやり方では、才能ある人材も玉石同砕で失ってしまう。
類義語
- 玉石混淆
- 玉石混交
- 玉石雑然
対義語
- 玉石分別
- 玉石判別
- 優勝劣敗