玉楼赴召
読み方
ぎょくろう ふしょう意味
才能のある人、特に詩人・学者・芸術家などが若くして死ぬことを、天上の玉の楼閣へ召されたように婉曲に表した語。単なる死ではなく、惜しまれる早世・夭折というニュアンスを強く含む。由来
中国・唐代の故事に由来する。9世紀前半に若くして世を去った詩人・李賀(790-816)について、晩唐の李商隠が記した『李長吉小伝』(9世紀半ばごろ)に、天帝が白玉の楼閣の記文を書かせるため李賀を召したという伝説が見える。そこから「玉楼赴召」は、優れた才能を持つ人が若くして死ぬことをいうようになった。備考
日常会話ではほとんど使わず、文語的・追悼的な文章で見られる。単なる死亡ではなく、才能ある人物の早世を惜しむ気持ちを含む。例文
- 若くして世を去った天才詩人の死は、まさに玉楼赴召というべきである。
- 追悼文では、二十代で急逝した画家を玉楼赴召と惜しんでいた。
- 李賀の故事を知ると、玉楼赴召という語に込められた哀惜の深さがよくわかる。
- 師は、夭折した門下生について『これは玉楼赴召であった』と記した。
- この四字熟語は、将来を嘱望された人の早すぎる死を述べるときに用いられる。
類義語
- 夭折
- 夭逝
- 蘭摧玉折
- 英才早逝
対義語
- 天寿を全うする
- 長寿
- 益寿延年