狗尾続貂
読み方
くび ぞくちょう意味
立派なものの後に、つまらないものが続いて全体の価値を下げること。また、すぐれた人の後任や高い地位に、力量の劣る者・不適任な者がまじることもいう。名作の続編や人事の批評で使われることが多い。由来
中国・西晋の故事に由来する。3世紀末から4世紀初め(300年ごろ)、趙王倫が政権を握って官職を乱発したため、役人の冠飾りに使う貂の尾が不足し、犬の尾で継ぎ足したという風刺から生まれた。『晋書』などに見える。備考
中国故事に基づく硬い漢語表現。日常会話より、評論・人事批判・作品評で使われやすい。『名作の後に駄作が続く』『不適任者が高位に就く』の二つの含みがある。例文
- 名作小説の続編は評判が悪く、読者から狗尾続貂だと批判された。
- 実力より縁故を優先した今回の人事は、狗尾続貂のそしりを免れない。
- 優秀な前任者の後に準備不足の人物が就任し、社内では狗尾続貂との声が上がった。
- 一流作品の中に稚拙な模倣作が混じり、展覧会全体が狗尾続貂の印象になった。
- 前作の完成度が高すぎて、続編はどうしても狗尾続貂と見られがちだ。
類義語
- 魚目混珠
- 濫竽充数
- 玉石混淆
対義語
- 適材適所
- 粒揃い
- 精鋭