狂瀾怒濤
読み方
きょうらん どとう意味
荒れ狂う大波のこと。転じて、社会や時代、事態の変化や勢いがきわめて激しく、混乱や激動が次々に押し寄せるようすをいう。人の人生や感情の激しい起伏をたとえて使うこともある。由来
「狂瀾」は荒れ狂う大波、「怒濤」は怒るようにうねる大波を表す漢語です。意味の近い二語を重ねて強調した表現で、中国語由来の語をもとにした成語と考えられます。四字熟語としての正確な成立年は不明ですが、近代日本では明治末~大正期(1900年代初頭)には文学・評論で定着していました。備考
「狂瀾怒濤の時代」「狂瀾怒濤の展開」の形で、激しい変化や混乱を強く印象づけるやや硬い表現。日常会話より文章語・評論・スピーチで使われやすい。例文
- 幕末から明治にかけての日本は、まさに狂瀾怒濤の時代だった。
- 新技術の登場によって、業界は狂瀾怒濤の変化にさらされている。
- 彼の半生は成功と挫折が入り混じる狂瀾怒濤の日々だった。
- 世論の狂瀾怒濤のような批判にも、彼女は信念を曲げなかった。
- その小説は、狂瀾怒濤の社会情勢の中で生きる若者を描いている。
類義語
- 波瀾万丈
- 激動
- 動乱
- 疾風怒濤
対義語
- 平穏無事
- 風平浪静
- 天下泰平
- 安穏無事