狂瀾怒濤
読み方
きょうらん どとう意味
荒れ狂う大波のこと。転じて、社会情勢や事件、感情などが激しく揺れ動き、手に負えないほどの激しい混乱・動乱のたとえ。破壊的な勢いで押し寄せる状況を表す。由来
「狂瀾」は狂ったように荒れた大波、「怒濤」は怒るようにうねる大波の意。いずれも漢語で、古代中国の文献に見られる語感を踏まえた表現だが、特定の出典・成立年代ははっきりしない(不詳)。日本語では近代以降、比喩として「時代の狂瀾怒濤」「世の狂瀾怒濤」など、動乱の形容に用いられるようになった。備考
「狂瀾怒濤の時代/渦中」など抽象的な混乱の比喩で用いる。自然現象の大波そのものにも使えるが、文章語・硬い表現。重複表現になりやすいので「荒波の狂瀾怒濤」などは避ける。例文
- 戦乱の狂瀾怒濤の中で、人々は明日を信じて生き延びた。
- 不祥事が続き、会社は狂瀾怒濤の渦中にある。
- 彼の心は怒りと不安が入り混じり、まさに狂瀾怒濤だった。
- 市場は突然の政策変更で荒れ、狂瀾怒濤の値動きを見せた。
- 革命前夜の首都は、狂瀾怒濤の気配に包まれていた。
類義語
- 狂瀾怒濤
- 驚濤駭浪
- 激流怒濤
- 荒波怒濤
- 大風大浪
対義語
- 平穏無事
- 風平浪静
- 天下泰平
- 泰然自若