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牛頭馬頭

読み方

ごず めず

意味

仏教で、地獄で罪人を責めたり、亡者を閻魔王の前へ連れて行ったりするとされる、牛の頭を持つ鬼と馬の頭を持つ鬼のこと。転じて、顔つきや態度が恐ろしく、冷酷な人をたとえていうこともある。

由来

仏教の地獄思想に由来する語で、原型はインド由来の冥界観が中国で発展したものとされる。日本では平安時代末〜鎌倉時代(12〜13世紀)に地獄絵や仏教説話を通じて広まり、地獄で亡者を責める獄卒として定着した。正確な初出年は不詳。

備考

仏教説話・地獄絵・能や歌舞伎などで見られる語。現代では比喩的に、容貌や態度が恐ろしい人を指すこともあるが、日常会話ではやや古風。

例文

  • 地獄絵には、罪人を追い立てる牛頭馬頭の姿が生々しく描かれている。
  • 説話では、死者は牛頭馬頭に導かれて閻魔王の前へ連れて行かれるという。
  • 彼の怒った顔は牛頭馬頭のように恐ろしく、子どもたちは泣き出してしまった。
  • 舞台では、牛頭馬頭に扮した役者が亡者を責める場面が大きな見せ場になった。
  • あの冷酷な取り立て人を、村人たちは牛頭馬頭のようだと陰で噂した。

類義語

  • 獄卒
  • 鬼卒
  • 悪鬼羅刹
  • 青面獠牙

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