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牛歩戦術

読み方

ぎゅうほ せんじゅつ

意味

議会や会議などで、採決や進行を妨げたり遅らせたりするために、わざと非常にゆっくり行動するやり方。もともとは投票場所まで牛のようにのろのろ歩くことをいい、転じて、物事を意図的に引き延ばす遅延策全般にもいう。

由来

「牛歩」は、牛の歩みのようにきわめて遅い歩き方を表す語で、成立時期の詳細は不詳です。これに「戦術」が付いて、議事や採決を意図的に遅らせる方法を指す語となりました。特に戦後の日本の国会・地方議会で用いられ、昭和20年代後半から30年代ごろに広く定着したと考えられます。

備考

主に国会・議会の採決や進行を遅らせる文脈で使う語です。比喩的に一般の場面でも使えますが、ふつうは批判的・否定的な響きを伴います。

例文

  • 野党は採決を遅らせるため、牛歩戦術に出た。
  • 委員会では牛歩戦術が行われ、審議は深夜まで続いた。
  • 牛歩戦術は話題になるが、有権者の理解を得にくい面もある。
  • 彼は牛歩戦術ではなく、正面からの議論で反対を示すべきだと主張した。
  • 締め切り直前になって牛歩戦術のように作業を引き延ばすのは避けたい。

類義語

  • 遅延戦術
  • 引き延ばし戦術
  • 議事妨害
  • フィリバスター
  • 時間稼ぎ

対義語

  • 即断即決
  • 迅速果断
  • 円滑進行

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